【次の会社まで働かない期間がある転職者向け】退職後の手続きについてまとめてみた。
よし転職先が決まった、入社日もまだ何ヶ月も先だ。せっかくだし、人生の夏休みアゲインをエンジョイしよう。
そう思って、退職日から転職先への入社までいくらか期間を置くという人は結構いるのではないだろうか。かくいう僕も約2ヶ月のブランク期間を設けた。
そんなハッピー期間に手続きのあれこれでだいぶ時間を取られて「事前に知っとけばよかったな」って思ったので、今回はその経験をまとめてみました。
公的手続き系
ブランクなしの転職なら勝手に会社間でやってくれる手続き。ブランクが起こるせいで無駄に自分で手続きしないといけなくなるし、お金も余分にかかって百害あって一利なしの2つの手続きです。
健康保険
民間企業だったら社会保険に加入しています。組合のところもあるのかな。まあなんにせよ会社が保険料の一部を負担してくれている形。
で、ブランク中は無職でどの会社にも勤めてないことになるので、健康保険が切れちゃいます。そうするとその間に病院に行った時の医療費がひょえーみたいなことになってしまうので、代替の保険に入らないといけない。というか国民皆保険なので絶対なんか保険はいんないといけない。
そのときに選択肢とあげられるのが2つ。それは前職での保険を任意継続するか、役所に行って国民保険に切り替えるかです。僕はだるかったんで前職で任意継続しました。
まあこの保険料が全額負担だから今までの倍は軽く払うっていう、、、
ちなみに国保にするときは市町村によって保険料額の計算が違うらしいので、ちゃんと計算したうえで任意継続にするか国保にするか決めた方が賢いかと思います。
あと若いうちだと親の扶養に一瞬入るっていう手もあるっちゃあるみたいなんだけど(先輩がやってました)、まあ出来る人は調べてみてはってとこですかね。
年金
これも保険と一緒のようなイメージ。
一応退職後14日以内に年金を切り替えるようにしてくださいっていう規定があるんだけど、書類が間に合わなくて手続きできないんですけどって電話したら「別段この期間を過ぎたからって何かしらのペナルティがあるわけじゃないです」ってことでした。
切り替えは住民票のある市町村の役所に行かないとダメだったと思います。あとこの手続きには必要書類が何点かあって、退職証明書と年金手帳(年金基礎番号がわかればOK)、あとは印鑑など。
これもお金取られます。なんだこの無駄な出費は。
会社間手続き系
転職先から提出を求められるモノが4つあり、基本的に全て退職後に前職に発行をお願いした。業界、各社によって違いはあると思うので大方参考にしてもらえればと。
源泉徴収票の提出
働いている限り絶対避けては通れない書類。
最新年度分の発行をお願いされることがほとんどだと思います。
で、この年度っていうのが毎度のことだけどわかりにくい。2017年の最新年度だと平成29年なので、ここ間違って前年で伝えてしまわないように気を付けて。
退職証明書の提出
これもおそらくどこにいっても必須。
こういう退職後にしか発行できない書類って事前に予約とかできないのかなあ。
何回も前職にしょうがないとはいえ、これくださいあれくださいって電話するの地味に嫌なんですよねえ。
年金基礎番号及び年金手帳
年金手帳は会社によっては会社が預かっているところがあるそうです。
僕の場合は手元にずっとあったのでここはスムーズにいきました。
会社が預かってる場合は勝手に送ってきてくれるのかな?
もしなくしてしまった場合は自分で再発行手続きを年金機構まで行ってやるか、転職先がしてくれるかです。
とにかくこれは絶対必要になるので所在はしっかり頭に入れておいた方がいいです。
雇用保険被保険者証
これも年金手帳と一緒で会社によって預かってたり預かってなかったりまちまちのようです。これは前職は預かっていて次の会社では自分で持ったままです。退職した後に勝手に向こうから送ってきてくれたので特段請求手続き等はしなかったなあ。
同じく必ず提出が求められる重要物なので所在はしっかり頭に入れておくべし、です。
まとめ
初めての転職となると、正直何が何かよくわからずに言われるがままバタバタしてかなり時間を取られてしまう。「本当にこれで手続き全部終わってんのかな?」と、少しピリピリした状態で旅行もろくに楽しめなかったとなると、せっかくの人生の夏休みがもったいなさすぎる。
ぜひ、辞める前にこれからどんな書類が必要でどんな手続きをしないといけなくてそれにどれくらいの期間を要するのかくらいは確認しておくことをお勧めします。
不幸な就活はやめよう。ヤリタイことを明確にするための二つのステップ。
六月も終わりに差し掛かり、新卒採用も一通り落ち着きを見せてきた頃ではないだろうか。
僕は、自分が不幸な就活をしてしまった人間の一人だと自覚している。
ヤリタイことがはっきりしないまま大手企業をとりあえず受けていって全滅、地方の金融機関に就職した。うっすらあったコンサル業界への想いを頭の片隅に残しながら、2年間を無為に過ごしてしまった。加えて転職する気満々でさほどやる気もなかったから、企業にとっても迷惑な話だったと今になって思う。
だからこそこれから社会に出ようとしている人達に伝えたい。
その道で本当に自分がヤリタイことが出来るのかを、よく考えてほしいって。
そんなこと言っても、働いたことないのにたった何ヶ月で行きたい会社なんてわかるかよっって思うだろう。僕も大学生の時はそう思っていた。でも今になって思うのは、就職活動が始まるまでの間に自分の考えを言語化するための行動が足りてないからそんなことを言うんだ、ということだ。
正直経験則と色んな人の話を聞く限り、自分がどんな風に生きていきたいかなんてたいていは大学が終わるころまでに形作られている。
大抵の就活生はそこの部分が「なんとなくこうだな」っていう感覚レベルか、それすらもわかっていないまま止まってしまっている。つまり、言語化しきれていない。そして、あんまりよくわかんないまま就職活動に突入してしまい、会社に入ってから「あれ?なんか違うな」ってなってくる。あれ、なんか違うなって思い始めてそれからようやく言語化に向かって、ああ本当に俺/私がしたかったことはこれなんだって言うことに気づく。ゆくゆく振り返ってみたら、昔からこうだったんだなって。
じゃあ、どうやったら言語化出来るのか。それは、描くことと知ることを納得いくまで繰り返し続けることだ。
描くということは、自分の本心に向き合うということだ。
何をしている時が楽しいか、何が悔しかったか、成し遂げたいことはなにか、どんな自分になりたいか、いろんな角度から自分の過去・現在・未来についてとにかく書いて書いて書きまくる。
そして描きながらなんとなく"自分"という人間が見えてくる。どんな価値観を大切にしていて、どんな風になりたいのかが。しかしそれだけでは不十分で、知ることを行わなければならない。それは、本当に自分の想いがそれで合っているのか実際に行動して確かめてみたり、触れたことのない価値観や世界に触れてみたりするということだ。AとBを知ってAを選ぶのと、Aだけしか知らないでAを選ぶとのでは、結果としては同じでも質的に全く違うものだと僕は考えている。なぜなら後者では主体性、言い換えれば腹を決めるという行為が欠落しているからだ。
こうやって描くことと知ることを繰り返すうちに、確固たる自分の価値観が出来上がってくる。これでようやく言語化が出来た状態になる。
今や個人の時代になってきた。これは、企業人であれば関係ないというわけではない。企業人であろうが、自営業であろうが、紐になろうが、どうしてその生き方を選んだのかっというところが強く問われてくるからだ。選んだのは自分なんだから責任は自分で取ってねと。
だからこそ、就職する企業一つとってみても、「まあとりあえずどっか受かればいいや」じゃなくて、しっかりと未来を描いてほしいと思う、
企業はヤリタイこととカルチャーで見極める。新卒採用を失敗して転職したMARCHマンが薦める2つの観点。
この前就職活動中の後輩に会ってきた。
今の就活は6月から面接スタートになっているらしい。僕が大学の時は3年の12月からだったんだけど、僕の就職活動はというとまあ就活なんてその時やればいいやと思っていた口で、自分が何をしたいかもわからないままとりあえず人気企業を受けていって当初は全く予期していなかった企業に勤めることになってしまった、世に言うところの就職活動の失敗をした典型例みたいなものだった。
そして今回転職することになったんだけど、新卒採用の時にこれはしっかり押さえとけば良かったって思ったことが二つあった。
その二つとは、ヤリタイことと企業文化だ。
「なんだ、当たり前じゃん」「そんな耳にタコが出来るほど聞いたよ」と言われそうな気がするので、最初に言葉の定義を明確にしておこうと思う。
ヤリタイことと言ったら、何を思い浮かぶだろうか。法人に融資をしたい、車の設計をしたい、映画を撮りたい、色々あると思う。ただここで僕が言っているヤリタイことというのは、そういう業務レベルでおもいっきし絞り込んだことではなく、もっと手前の仕事を通じて実現したいことは何かということだ。
中にはヤリタイことの中身に強烈にこだわる人もいるだろう。ギターリストになりたいとか、コピーライターになりたいとか。でも、そんな風にヤリタイことの中身にまで業務レベルで落とし込んでいる人って、実はあんまりいないと思っている。
「休日も充実した社会人生活を今後送っていきたい」とか「とにかくエリートのステータスが欲しい」とか、そういった感じで思い描いている人の方が圧倒的に多いのではないだろうか。僕は全然どっちでも構わないと思っている。要は僕/私の理想がどの企業に勤めることで実現できるかってことを明確にできていればいい。
それをなんか色々就活セミナーとかで振り回されたり面接を意識しすぎたりして、業務レベルでヤリタイことを何としてでも見つけなきゃと思う余りにメンタルえぐらていってしまう就活生が非常に多いのではないかと思う。かくいう僕もその一人でした。
そうしてヤリタイことが明確になったら、ほぼ終わったようなものだ。
たぶんヤリタイことで一社にドンピシャで絞り込まれることってそうそうないと思ってる。そんな自分の理想を実現出来そうな企業候補数社を一社に絞り込む際に、企業文化という軸が大きい役割を果たしてくる。大きいところで言えば有休等社員の権利に関する考え方において日系と外資系では真逆のものだし、業界が違えば残業や福利厚生、働き方に関する考え方も全く違う。
要はその会社で働いている人達の大半と自分は同じ価値観を持てるだろうかってことを頑張って見極めないと、入ってから生きづらい思いをするわけだ。
僕は周囲に外資系や実力主義の会社に勤めている人が多い中でバリバリの日系企業に就職したため、正直色んな事に「はあ?」って思うことが多かった。
だが、この企業のカルチャーを見極めるというのは実際に働いてみないと見えてこない部分が大半だ。だからそういったことを確かめるためにインターンに参加したり、OB訪問したりして、出来る限り自分と合った企業を見極める努力をしたうえで、あとはミスったらミスった時だくらいの気持ちで一社に決めるのがいいと考えている。
まとめ
企業の見極めの観点ということでつらつら書いたが、これを外さなっかったら「ああ、ミスった」って極力思わないだろうなあと考えている。極力ミスったって思わないっていうのは、キャリア形成で後れをとらないってことだ。詳しくは下の記事を参照してほしいからここではあまり書かないけど、キャリアを方向転換した場合にはその方向転換した分野に初めからいた場合と比べてどうしても時間的遅れがでる。
「いや、そうやって迷った時間も良い経験だ」って言うならそれでいいと思うけど、大学4年間もあるんだから就職活動始める前に迷っておきなさいよっていう話なんだよなあ。これは過去の僕にもめちゃくちゃ言いたい。就職活動は確かに3年生の最後らへんからで関係ないように思えるかもしれないけど、そういった軸を探すっていう作業は入学と同時に始めんかいと。
今頑張ってる就活生の皆さんの、後悔のない選択に役立てば僕はうれしい限りです。
20代の転職に不安はないのか?「いや、あるに決まってますよ。」
こんにちは!
行動型考察系ブロガーのカズマです。
僕は今年2年勤めた金融機関を退職し、未経験のITコンサル業界に飛び込みました。
この度の転職話に際し、例にもれず周りの人達から色々なコメントを頂いた。
その中でも特に多かったのが、同世代(20代)からの転職の際の不安に関するものでした。
「全く別業界なんでしょ?大丈夫なの?」
「私怖くて転職とか出来ないわー。よくしたね。」
「不安じゃないの?すごいね。」
こういう質問を受けると、”転職をする=現職を辞めることが怖くない”という図式が大抵の人の頭の中では出来上がっているのかなあと感じましたが、そんなことはありません。
めちゃくちゃ不安ありますよ、転職。笑
おそらく僕に限らず転職者は大なり小なり不安を抱えて転職していると思います。
ただ、それが周囲の人に見えていないだけなんだろうなと。
では、いったい何がそうさせているのか、どうして不安を抱えながらも僕らは転職するのかについて今回は触れたいと思います。
何に不安を感じるのか
転職に限らず、人って何に不安を感じるのでしょう?
個人的な例え話をすれば、僕は金融業界からコンサルティングの世界に飛び込むことになりました。
そんな状況でまず不安の1つとしてあげられるのが、転職先が将来どうなるかでした。
コンサルティング業界って、就活生の中だと外銀・商社と並んで志望度の高い業界なんですけど、実は先細りすると言われだしてもう数年経ってます。
つまり、将来的には落ち目に差し掛かってきているというのが一般的な見解なんです。
となると不安ですよね。リストラされずに生き残っていけるだろうかとか。
次に新分野(もしくは企業)でついていけるかどうかです。
第二新卒でIT、コンサル、そして今までやったことのない専門領域ということで全てにおいて0スタートです、20代後半なのに。
となるとこんなことを考えてしまいます。
「この分野で大成出来なかったら金融機関にいた方が良かったんじゃないか」って。
いやあ、不安しかないですよ。笑
そしてこれがとても不思議なことなんですが、前職は根拠はないのになぜか将来安泰だと感じてしまいます。
おそらく上司を通して自分の未来図が描けていたり、より身近であったりするからなんですが、自分の時に上司と同じようになるなんて保証はどこにもないんですよね。
業界の動向や業界内での企業の優位性など、事実ベースで詳細に検討した場合にもしかしたら前職の方が先行き不安だらけなのかもしれないのに、どうしても僕たちは「なんとなくの感覚」というものが勝ってしまう。
つまり、人間わからないものには不安を覚えるわけで、現職に居続けるより転職してしまう方が不明確な点が多い(正確に言えば根拠はないけど多く感じる)んだから、そりゃ不安に感じるよって話です。
だから不安がないなんてことは誰しもなくって、大なり小なり不安を抱えたうえでの決断を下してるはずなんです。
不安を乗り越えるには
傍から見ていて不安そうに感じさせないのは、もしものことも考えたうえでそれでも自分でこの道を選んだんだっていう覚悟が、そんな不安さえも飲み込んでくれているからです。
考えて考えて考え抜いた先に、自分がどうしても手に入れたいものが見つかった感覚。
そんな時に人は不安を乗り越えていけるんじゃないでしょうか。
なんども口を酸っぱくして言いますが、不安を感じていない人間なんていません。
それが失敗してもいい20代であったとしても。
もし今将来のことが不安で動き出せずにいる同世代の人が読んでくれているならこれだけは伝えたいです。
あなたが進もうとしている道は、その不安すらも受け入れられるほど心から欲しているものでしょうか。
夢を熱く語るだけでなく、いくつもの可能性を詳細に検討したうえで、『それでもこれだ』と言える選択でしょうか。
たぶん学生時代の僕なら上記の不安に苛まれて転職に踏み切れてなかったかもしれません。丸2年という長い歳月をかけて自分の気持ちをひたすら問いただし続けた結果、不安だろうがなんだろうが俺はこの業界で活躍したいんだという気持ちに至ることが出来たから、転職できたんだろうと思ってます。
ちなみにその2年間の根底にあったものはこれなのですが、興味があれば是非読んでみてください。
転職には不安はつきものです。
なぜなら未知への挑戦であるから。
それでも道が見えて、覚悟が出来たなら、そんなの大したものじゃなくなるはずです。
「退職時に有給消化したい!」言いづらさを感じている人に使ってほしい話の切り出し方。
どうも、行動型考察系ブロガーのカズマです。
今回2年働いた金融機関を辞め、転職することとなりました。
さて、今回は退職の時に一番気を揉んだ有給消化について話したいと思います。
このテーマについては色々と思い悩む人も多いでしょう。
僕は最終的に付与されている有給は全部使わせてもらって、GWが被ってたから実質一か月の休みをもらったことになりました。
お金をもらいながら一カ月ニートとか天国かよっ!と思わずにはいられなかったのですが、正直言いだしづらかった、、、。笑
実際問題、「本当は取りたいけど言えない」とか「申請したけど取らせてもらえなかった」とかって話はチラホラ耳にします。そして結局嫌な思いをしたくないから我慢して有給消化せずに退職したんだよねーっと。
こういう話の根本にあるのは、退職するときに有給とるとか嘘だよね?っていう価値観がはびこっている、結局交渉するのは自分でありストレスがかかる、ということです。
もし今退職を検討していて有休消化について切り出そうかどうか迷ってる、という人の参考になればと、今回このトピックについて書いてみました。
そもそも有給の制度って?
労働基準法で定められているのは就業してから半年後に10日の有給付与、それから1年毎に日数を増やしながら付与するというのは最低限守ってくださいよーという点です。あと、付与されて使い切れなかった分は2年間繰り越しされます。
よく話題にあがる繁忙期の有給拒否がありますが(企業さん側が「めちゃくちゃ繁忙期で今休まれたらマジで困る」というときに有給を取るタイミングをずらされることもある)、これは退職時の有給取得については適用されない制度だとされています。
従って、法律上では退職時に有給消化するのはなんら問題ないということになっています。
有給取るの?って風潮
法律上オッケーとは言えども、皆が中々有給を取れずに悩んでいるのは何といっても「えっ、辞めるのに有給取るの?」という価値観の壁があるからでしょう。
参考までに僕の前職はバリバリの古き日系企業って感じで、福利厚生の制度はしっかり整っていたけど、退職時に有給消化するなんてあるまじき行為だという考え方が占めていました。先に退職していた仲のいい先輩から「よく有給取れたね」って言われたくらいです。
そしてこの「風潮」は本当に企業によるところが大きい。
外資系に勤めている友人にこの話をしたら「えっなにそれ、気持ち悪い。」って言われてしまいました。彼らは有給を取ることが当たり前みたいです。
とにかくこの価値観の壁があるところは本当に苦労すると思います。
「有給取って辞めたいですとか言ったら色々言われるんだろうな」と切り出す前から憂鬱になるし、言ったら言ったでやっぱり色々言われるし。
加えて退職の話は基本上司にするもので、完全に立場はこっちの方が弱い。そんな精神的にも下手に出た状態で、彼らは自分の価値観が正しいと思って言いたい放題言ってくる。
書いてるだけでしんどくなってきましたが、このように権利としては当然のことを言っているのに、なぜか有給を切り出す側の人間が悪いという謎の状態が出来上がります。
例えば、”俺は認めないっていう上司”がでてきたりとか。
有給をとろうと勇気を出して相談したら「そんなことは認めない」と突っ張り返されるパターンなんですが、認めないってなんだよ、あなたは法をも超えた神なのですかと思ってしまいます。
それはさておき、「ヤバい承認されなかった、説得しなきゃ」と真面目になっちゃうんですよね。そしてここからは上司と自分との根競べです。こじれたらものすごくストレスがかかるのが目に見えてますよね。
じゃあ有給は諦める?
「嫌な思いするくらいなら有給取らないで辞めるよ!」という方、それはそれで一つの手だと思います。
しかし、後になって「有給取れなかったなあ、、、」と悔やんで嫌な思いをすることも目に見えています。
やっぱりとれるものなら有給取りたいですよね。
そんなあなたに、僕が試してよかったと感じた是非使ってほしい話の切り出し方をお伝えします。
相手も人間であることを忘れない
退職の話となると、どうしても企業との契約ですので自分と組織の関係性で物事をとらえがちになります。しかし、課長であろうが支店長であろうが社長であろうが、権限や肩書以前に上司も感情を持った人間です。
わかりやすい例で言うと、イライラしている時やピリピリしているときよりも、機嫌がいい時の方が言いやすいの当然です。
今の自分だったらどのタイミングで有給を取りたいって言ったら、相手が「いいよ」と言うか出来る限り考えてみましょう。
早い段階で切り出す
僕がお世話になった転職エージェントさんからは退職交渉が一通り終わった段階で切り出すのがいい、と言われました。
たしかに相手の感情を汲み取ってという意図もわかりますが、これは非常に難しいところです。
退職の手続きはあなた一人で完結するものではありません。
上長があなたの具体的な退職日を受理して人事部に連絡して、それをもとに退職用の書類を作成したり退職金の手続きを進めたりします。
従って、一度退職までのスケージュールを共有してからだと、有給消化の切り出しは一波乱生む可能性があります。
体感的にベストなのは、一度退職の意向を示してから次の退職交渉の時点かと思っています。
実際どうやればいいの???
具体的になのが欲しい!という人のためにスクリプトを作ってみたので参考にしてください。
ー1日目ー
あなた「すいません、課長。少しお話させていただきたいことがあるのですが、お時間よろしい時を教えて頂けませんか。」
上司「いいよ。どうした。」
あなた「出来れば他の部屋でお話したいのですが。。。(ここで深刻な話が来ると身構えさせます)」
~移動~
あなた「実は退職をしようと考えています。」
上司「!?(ここからなにか嫌なことがあったのかとか、色々押し問答が始まります)」
上司「で、いつ頃退職する予定なの?」
あなた「1、2ヶ月以内にはと考えておりまして、今日はひとまず意向だけでも伝えたく思い、詳しい話は後日させていただければと思うのですが。」
上司「(わかったとか説得とか何かしら来るでしょう。うまく切り抜けて)」
ー2日目ー
上司「もうやめるというのは変わらんのか。(みたいな押し問答がまたきます)」
あなた「はい。昨日お話していなかった退職日なのですが、○○日を考えております。」
上司「そうか、、、。(いや忙しいからもう少し引き伸ばせないかとかきますが無視してください)」
あなた「退職に重ね恐縮なのですが、残りの有給も消化したいと考えているのですが、、、。(この時点で有給を使うんだという意思表示をしましょう)」
このあと上司がきれるか受け入れるかは人次第っていうのが正直なところです。
どっちにしろ、この後必ず具体的な退職日の調整をしていくことになるので、ポイントは調整に入る前に「有給を使います」といっておくことです。
まとめ
こんな感じで「有給消化は悪」という壁が立ちはだかってくる企業にお勤めの方は、なるべくすんなりと自分の意見が通るように考えを巡らせた方が良策です。
まともな話をすると本当はこの価値観が悪いんだけど、現実問題そうはいってもしょうがない。労基とかも相談だけで実際に助けてくれないし(僕も電話してみましたが全然使えません)、じゃあ社労士使うかって言ったらそこまでしなくていいっていう人が大半でしょう。結局自分でやるしかないから如何にメンタルを削らずに有給をもらうかしかないんですよね。
参考になったかな?
みなさんの検討を祈ります。
第二新卒採用で考えておきたいメリット・デメリット。
先日僕の転職活動の概要についてつらつら書きましたが、転職活動の中で第二新卒採用について少し思うことがあったので別記事という形で書きたいと思う。
ざっくりいうと、新卒採用で失敗したときに救いにはなるけどそれまでの社会人の時間を無駄にした感がハンパない制度だと思ったってとこです。
そもそも第二新卒って?
基本的な定義は社会人経験3年未満が第二新卒、3年以上が中途採用ってなってるようだけど、転職活動中は第二新卒じゃなくて別に中途で受けてもいいよって言われてました。活動を通してのイメージとしては、第二新卒でも経歴前提、ポテンシャル半分社会人経験半分って感じ。
経歴前提は新卒採用と変わらない気がしました。MARCHだったらこのくらいのレベルの会社っていうのが、MARCHから地方金融機関に行ったんだったらこのくらいのレベルの会社って感じにワンクッション増えただけ。やっぱり企業に勤める際には上流下流はきちんと意識すべきだと強く思った。
ポテンシャルについてはTOEICの点数だったり資格だったり、あとWEBテストの点数。
中途採用と比較して一番違いが大きいとよく言われるのが職務経歴だと思う。そこらへんあんまり第二新卒関係ないみたい。だけど、エージェントさんからはキャリアのつながりがうんちゃらって結構言われた。
なんか中途とあんまり変わらないんじゃ?と思った瞬間は幾度とある。
第二新卒で感じたこと
僕は金融機関からITコンサルの一社に内定を頂いたわけですが、実際に内定を頂いてこれから働いてみて感じたのは、「この2年間はなんだったんだ」ということだ。
いや、これは本当に取り方次第だと思うんだけど、良くも悪くも第二新卒って新卒扱いなんですよ。
お給料も新卒扱いだし、別業界別業種にいってしまえばキャリアとしても一からやり直し。中途採用と違って正直色々と遅れしかとってないってことになる。
まじで社会人なってから全部キャッチアップし直すって想像以上にきついですよ。
ってなると、転職前のキャリアは無駄な時間だったと言い切っても過言じゃない。
ただし、これは自分がどの分野でキャリアを積んでいきたいかがはっきりしている場合とお給料が欲しい場合の話であって、別の見方をすれば、もう一度就職活動を白地に近い状態でやり直せるチャンスだとも言える。
この点で僕は第二新卒に救われました。新卒の時と比べると採用人数が少なかったり、そもそも第二新卒をやっているのかどうかという問題があったりと、イーブンとは言えないが比較的新卒と近い形で動けることになる。
色んな業界、職種をつまみ食いしたいって人にとっては第二新卒の制度は願ったり叶ったりかもしれない。
まとめ
自身の転職活動を通じ、僕は第二新卒採用のメリットは仕事をガラッと変えたい人への割安切符であることだと思っている。
話を聞く限り、中途採用でも別業界への転職はキャリアに繋がりさえあれば出来るみたいだ。業種を変えるのだって、会社内で部署移動してそれから転職というパターンも十分あり得るらしい。
だが、中途に比べて第二新卒は圧倒的に舵きりのスピードが速い。全体として給与面やキャリア構築面でデメリットを感じる部分もあるが、その点が一番の魅力なんじゃないかなあと考えている。
ただ僕個人としては、第二新卒を使わないでいいように新卒で行きたい分野にばしっといくのがベストだよなってとこです。
そうはいっても、「第二新卒で転職したい!」という方は以下の記事を参考にしていただければと思います。
今日も残業だぜ、ヒーハー。
第二新卒で転職したMARCHマンが教える転職エージェントのメリット。
私事だけど、転職をした。
前職は新卒から丸2年、今年の5月に退社して7月から新会社で働く予定だ。
このご時世転職なんて当たり前だし、新卒で入った大手企業を半年で蹴ってフリーランスになりましたや、ベンチャーに行きましたって話もたくさん耳にする。
だけど、「よし、じゃあ僕/私も転職だ!」って思って転職サイトに登録してみたものの、結局やり切れずに気づいたら何年も経っていて、もうやばい間に合わないってなっている人が非常に多いのも事実だ。
僕の前職は金融機関で、金融機関って本当にえげつないから転職したがっている人がものすごくいる。実際同期の何人かから「どうやって活動したか教えて!」って問い合わせが来たくらいだ。
で、同期の話を聞いてて気づいたこと。
それは転職エージェントじゃなくてみんな転職サイトを利用してるってことだ。
だから今回は、ちょっとでも転職を考えている方々の参考になればと、僕の転職活動の概要について触れたい。
最初から転職がしたかった?!
最初に僕のバックグラウンドについて触れておいた方がいいかなと思う。
地方の進学校を出た後上京しMARCHへ入学。
そんでもって一般的な学生同様就職活動に突入し、本当はコンサル業界に行きたかったんだけどいわゆる就活の失敗とやらで地方の金融機関に勤めることになった。ちなみに金融機関はその一社しか受けていないという、筋金入りの興味のなさ。
なので、東京にいる間に既にエージェントに接触して転職の相談をしてました。もうこの時から戦いが始まってたっていう。
「いやいや、就浪しろよ」って思う人もいるかもしれないけど、生きていくためにお金が必要だったし、なによりその時の僕はあと一年学生を続けるよりも働いた方が仕事に対する価値観がより固まり道が明確になるだろうと考えていた。
半年から一年で絶対東京戻ってきてやる、そんな思いを胸に秘めて社会人生活をスタートすることになった。
自己PRが書けない
必ず転職してやるっていう決意をもって入社したものの、フワフワしてたらいつの間にか一年が経っていて。
このままじゃまずい、遅れれば遅れるほど転職活動するのが億劫になってくるはずだ、と思い幾つかの転職エージェントに登録をした。
どうしてここで転職エージェントを選んだのか?
それは僕の新卒の時の失敗要因が志望動機や自己PRを対就活用に作りこめてなかったことだと分析していて、そこを手厚くカバーしてくれるサービスだったからだ。
もちろん最初の方は失敗だらけ。8月くらいに転職サイト6個くらい登録してみたものの、登録しすぎてタスクに追われたり、数日レベルでの決断と行動が求められ、地方勤務ということが痛く面接の日程が合わずに頓挫したり。この時初めて転職サイトを利用する時の心構え的なものを体感した。
それ以外にも、転職にあたり職歴という点で大きな問題があった。
当時の僕は内勤だった。やはり転職となると営業(出来れば法人)の経験が欲しいとエージェントさんからいわれ、動き出そうとした活動は一旦休止にはいった。
ちなみに配属されていた支店で営業が出来るのは3年目からというのが通例だった。そこまで待ってらんないと、内勤のくせに個人から契約とってきたり法人との取引を拡大させたりした。
あとはいろんな運もあって1年半で営業に移動した。
添削以外にもメリットが、、、!
土台は整い、こっからが本番だと社会人が2年終わってから面接を受け始められるように動き出すことになる。
営業に配属されたのが2年目の10月で、それと同時に活動を再開した。
本業は残業をなるべくしないように気を使いながら、家に帰ったらゴリゴリ志望動機や自己PRを準備する。転職エージェントはエントリーまでにあまり準備の時間を与えてくれないから登録する前にある程度自分で練っておくことが必要だった。
今振り返ってみると、この第三者の圧力的なものがあったから、忙しい中でもなんとか活動をやり続けることが出来たんだろうなあと感じてます。
転職サイトで自分のペースでとか言っちゃてると絶対先延ばしにしちゃいますから。
そして事が動いたのは2017年1月末。
東京に遊びに来たついでに大学の時に相談していたエージェントに連絡をとり再会。
僕は第二新卒で転職活動をしたんだけど、それが今ボリュームゾーンにあると。
加えて僕が望む業界は例年に比べ採用人数が拡大している。
こんなライブな業界情報はエージェントに接触しないと、自分で調べてますくらいじゃ手に入らなかった。
心の底から急な申し出に時間を作ってくれてありがとうと思った。
これは 押し込むしかない。
遅くなれば遅くなるほどエネルギーが無くなって転職できなくなる。そのタイムリミットが刻一刻と迫っている緊張感が僕をせかしていた。
それからはエージェントに職務経歴書等を手直ししてもらいながら数社に応募。
仕事の方は期末が近づき多忙だったが、応募企業を紹介してくれたり企業とのやり取りは全部エージェントが行ってくれたりとだったので、なんとか急ピッチのスケジュールでやっていけた。
遠方ということで一次面接はSkype面接がほとんどだった。
そして一社、内定をもらったのが3月末の話だ。
こうしては僕は前職を退職し、ITコンサル会社に勤めることになった。
まとめ
応募から内定までは大体1か月ちょっとだったけど、なんだかんだゆるく動いた期間を合計したら半年くらいは時間を割いていたと思う。
僕の場合は最初から転職する気満々だったので、そのおかげである程度モチベーションは維持出来ていたって考えてます。なんだかんだ言って時間管理したり面接落ちしたりしていく中でメンタルがものをいう部分はかなりあると思う。周りにも転職サイトには登録してるよっていうだけの人は本当にゴロゴロいるし。
あと就活の時も思ったけど、地方在住は中々に不便でした。動きづらいったらありゃしない。本当にスカイプ面接様様でした。
そんな過酷な状況下でも転職をやり遂げることが出来たのは、転職エージェントのサポートがあったことが大きいと考えてます。
他に活動中に感じたこととかは、また別の機会に。