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企業はヤリタイこととカルチャーで見極める。新卒採用を失敗して転職したMARCHマンが薦める2つの観点。

この前就職活動中の後輩に会ってきた。

今の就活は6月から面接スタートになっているらしい。僕が大学の時は3年の12月からだったんだけど、僕の就職活動はというとまあ就活なんてその時やればいいやと思っていた口で、自分が何をしたいかもわからないままとりあえず人気企業を受けていって当初は全く予期していなかった企業に勤めることになってしまった、世に言うところの就職活動の失敗をした典型例みたいなものだった。

 

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そして今回転職することになったんだけど、新卒採用の時にこれはしっかり押さえとけば良かったって思ったことが二つあった。

その二つとは、ヤリタイことと企業文化だ。

「なんだ、当たり前じゃん」「そんな耳にタコが出来るほど聞いたよ」と言われそうな気がするので、最初に言葉の定義を明確にしておこうと思う。

 

ヤリタイことと言ったら、何を思い浮かぶだろうか。法人に融資をしたい、車の設計をしたい、映画を撮りたい、色々あると思う。ただここで僕が言っているヤリタイことというのは、そういう業務レベルでおもいっきし絞り込んだことではなく、もっと手前の仕事を通じて実現したいことは何かということだ。

中にはヤリタイことの中身に強烈にこだわる人もいるだろう。ギターリストになりたいとか、コピーライターになりたいとか。でも、そんな風にヤリタイことの中身にまで業務レベルで落とし込んでいる人って、実はあんまりいないと思っている。

「休日も充実した社会人生活を今後送っていきたい」とか「とにかくエリートのステータスが欲しい」とか、そういった感じで思い描いている人の方が圧倒的に多いのではないだろうか。僕は全然どっちでも構わないと思っている。要は僕/私の理想がどの企業に勤めることで実現できるかってことを明確にできていればいい。

それをなんか色々就活セミナーとかで振り回されたり面接を意識しすぎたりして、業務レベルでヤリタイことを何としてでも見つけなきゃと思う余りにメンタルえぐらていってしまう就活生が非常に多いのではないかと思う。かくいう僕もその一人でした。

 

そうしてヤリタイことが明確になったら、ほぼ終わったようなものだ。

たぶんヤリタイことで一社にドンピシャで絞り込まれることってそうそうないと思ってる。そんな自分の理想を実現出来そうな企業候補数社を一社に絞り込む際に、企業文化という軸が大きい役割を果たしてくる。大きいところで言えば有休等社員の権利に関する考え方において日系と外資系では真逆のものだし、業界が違えば残業や福利厚生、働き方に関する考え方も全く違う。

要はその会社で働いている人達の大半と自分は同じ価値観を持てるだろうかってことを頑張って見極めないと、入ってから生きづらい思いをするわけだ。

僕は周囲に外資系や実力主義の会社に勤めている人が多い中でバリバリの日系企業に就職したため、正直色んな事に「はあ?」って思うことが多かった。

だが、この企業のカルチャーを見極めるというのは実際に働いてみないと見えてこない部分が大半だ。だからそういったことを確かめるためにインターンに参加したり、OB訪問したりして、出来る限り自分と合った企業を見極める努力をしたうえで、あとはミスったらミスった時だくらいの気持ちで一社に決めるのがいいと考えている。

 

まとめ

企業の見極めの観点ということでつらつら書いたが、これを外さなっかったら「ああ、ミスった」って極力思わないだろうなあと考えている。極力ミスったって思わないっていうのは、キャリア形成で後れをとらないってことだ。詳しくは下の記事を参照してほしいからここではあまり書かないけど、キャリアを方向転換した場合にはその方向転換した分野に初めからいた場合と比べてどうしても時間的遅れがでる。

 

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「いや、そうやって迷った時間も良い経験だ」って言うならそれでいいと思うけど、大学4年間もあるんだから就職活動始める前に迷っておきなさいよっていう話なんだよなあ。これは過去の僕にもめちゃくちゃ言いたい。就職活動は確かに3年生の最後らへんからで関係ないように思えるかもしれないけど、そういった軸を探すっていう作業は入学と同時に始めんかいと。

 

今頑張ってる就活生の皆さんの、後悔のない選択に役立てば僕はうれしい限りです。