20代の転職に不安はないのか?「いや、あるに決まってますよ。」
こんにちは!
行動型考察系ブロガーのカズマです。
僕は今年2年勤めた金融機関を退職し、未経験のITコンサル業界に飛び込みました。
この度の転職話に際し、例にもれず周りの人達から色々なコメントを頂いた。
その中でも特に多かったのが、同世代(20代)からの転職の際の不安に関するものでした。
「全く別業界なんでしょ?大丈夫なの?」
「私怖くて転職とか出来ないわー。よくしたね。」
「不安じゃないの?すごいね。」
こういう質問を受けると、”転職をする=現職を辞めることが怖くない”という図式が大抵の人の頭の中では出来上がっているのかなあと感じましたが、そんなことはありません。
めちゃくちゃ不安ありますよ、転職。笑
おそらく僕に限らず転職者は大なり小なり不安を抱えて転職していると思います。
ただ、それが周囲の人に見えていないだけなんだろうなと。
では、いったい何がそうさせているのか、どうして不安を抱えながらも僕らは転職するのかについて今回は触れたいと思います。
何に不安を感じるのか
転職に限らず、人って何に不安を感じるのでしょう?
個人的な例え話をすれば、僕は金融業界からコンサルティングの世界に飛び込むことになりました。
そんな状況でまず不安の1つとしてあげられるのが、転職先が将来どうなるかでした。
コンサルティング業界って、就活生の中だと外銀・商社と並んで志望度の高い業界なんですけど、実は先細りすると言われだしてもう数年経ってます。
つまり、将来的には落ち目に差し掛かってきているというのが一般的な見解なんです。
となると不安ですよね。リストラされずに生き残っていけるだろうかとか。
次に新分野(もしくは企業)でついていけるかどうかです。
第二新卒でIT、コンサル、そして今までやったことのない専門領域ということで全てにおいて0スタートです、20代後半なのに。
となるとこんなことを考えてしまいます。
「この分野で大成出来なかったら金融機関にいた方が良かったんじゃないか」って。
いやあ、不安しかないですよ。笑
そしてこれがとても不思議なことなんですが、前職は根拠はないのになぜか将来安泰だと感じてしまいます。
おそらく上司を通して自分の未来図が描けていたり、より身近であったりするからなんですが、自分の時に上司と同じようになるなんて保証はどこにもないんですよね。
業界の動向や業界内での企業の優位性など、事実ベースで詳細に検討した場合にもしかしたら前職の方が先行き不安だらけなのかもしれないのに、どうしても僕たちは「なんとなくの感覚」というものが勝ってしまう。
つまり、人間わからないものには不安を覚えるわけで、現職に居続けるより転職してしまう方が不明確な点が多い(正確に言えば根拠はないけど多く感じる)んだから、そりゃ不安に感じるよって話です。
だから不安がないなんてことは誰しもなくって、大なり小なり不安を抱えたうえでの決断を下してるはずなんです。
不安を乗り越えるには
傍から見ていて不安そうに感じさせないのは、もしものことも考えたうえでそれでも自分でこの道を選んだんだっていう覚悟が、そんな不安さえも飲み込んでくれているからです。
考えて考えて考え抜いた先に、自分がどうしても手に入れたいものが見つかった感覚。
そんな時に人は不安を乗り越えていけるんじゃないでしょうか。
なんども口を酸っぱくして言いますが、不安を感じていない人間なんていません。
それが失敗してもいい20代であったとしても。
もし今将来のことが不安で動き出せずにいる同世代の人が読んでくれているならこれだけは伝えたいです。
あなたが進もうとしている道は、その不安すらも受け入れられるほど心から欲しているものでしょうか。
夢を熱く語るだけでなく、いくつもの可能性を詳細に検討したうえで、『それでもこれだ』と言える選択でしょうか。
たぶん学生時代の僕なら上記の不安に苛まれて転職に踏み切れてなかったかもしれません。丸2年という長い歳月をかけて自分の気持ちをひたすら問いただし続けた結果、不安だろうがなんだろうが俺はこの業界で活躍したいんだという気持ちに至ることが出来たから、転職できたんだろうと思ってます。
ちなみにその2年間の根底にあったものはこれなのですが、興味があれば是非読んでみてください。
転職には不安はつきものです。
なぜなら未知への挑戦であるから。
それでも道が見えて、覚悟が出来たなら、そんなの大したものじゃなくなるはずです。