若さが贈る

いつまでも、心に青春を。

不幸な就活はやめよう。ヤリタイことを明確にするための二つのステップ。

六月も終わりに差し掛かり、新卒採用も一通り落ち着きを見せてきた頃ではないだろうか。

僕は、自分が不幸な就活をしてしまった人間の一人だと自覚している。

ヤリタイことがはっきりしないまま大手企業をとりあえず受けていって全滅、地方の金融機関に就職した。うっすらあったコンサル業界への想いを頭の片隅に残しながら、2年間を無為に過ごしてしまった。加えて転職する気満々でさほどやる気もなかったから、企業にとっても迷惑な話だったと今になって思う。

 

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だからこそこれから社会に出ようとしている人達に伝えたい。

その道で本当に自分がヤリタイことが出来るのかを、よく考えてほしいって。

 

そんなこと言っても、働いたことないのにたった何ヶ月で行きたい会社なんてわかるかよっって思うだろう。僕も大学生の時はそう思っていた。でも今になって思うのは、就職活動が始まるまでの間に自分の考えを言語化するための行動が足りてないからそんなことを言うんだ、ということだ。

正直経験則と色んな人の話を聞く限り、自分がどんな風に生きていきたいかなんてたいていは大学が終わるころまでに形作られている。

大抵の就活生はそこの部分が「なんとなくこうだな」っていう感覚レベルか、それすらもわかっていないまま止まってしまっている。つまり、言語化しきれていない。そして、あんまりよくわかんないまま就職活動に突入してしまい、会社に入ってから「あれ?なんか違うな」ってなってくる。あれ、なんか違うなって思い始めてそれからようやく言語化に向かって、ああ本当に俺/私がしたかったことはこれなんだって言うことに気づく。ゆくゆく振り返ってみたら、昔からこうだったんだなって。

 

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じゃあ、どうやったら言語化出来るのか。それは、描くことと知ることを納得いくまで繰り返し続けることだ。

描くということは、自分の本心に向き合うということだ。

何をしている時が楽しいか、何が悔しかったか、成し遂げたいことはなにか、どんな自分になりたいか、いろんな角度から自分の過去・現在・未来についてとにかく書いて書いて書きまくる。

そして描きながらなんとなく"自分"という人間が見えてくる。どんな価値観を大切にしていて、どんな風になりたいのかが。しかしそれだけでは不十分で、知ることを行わなければならない。それは、本当に自分の想いがそれで合っているのか実際に行動して確かめてみたり、触れたことのない価値観や世界に触れてみたりするということだ。AとBを知ってAを選ぶのと、Aだけしか知らないでAを選ぶとのでは、結果としては同じでも質的に全く違うものだと僕は考えている。なぜなら後者では主体性、言い換えれば腹を決めるという行為が欠落しているからだ。

こうやって描くことと知ることを繰り返すうちに、確固たる自分の価値観が出来上がってくる。これでようやく言語化が出来た状態になる。

 

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今や個人の時代になってきた。これは、企業人であれば関係ないというわけではない。企業人であろうが、自営業であろうが、紐になろうが、どうしてその生き方を選んだのかっというところが強く問われてくるからだ。選んだのは自分なんだから責任は自分で取ってねと。

だからこそ、就職する企業一つとってみても、「まあとりあえずどっか受かればいいや」じゃなくて、しっかりと未来を描いてほしいと思う、