若さが贈る

いつまでも、心に青春を。

「自分を変えたい・・・!」人生に逆転を求めて旅に出る前に、考えてほしいたった1つのこと。

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「旅をしたら何か変わるかもしれない。」

 

たいていの人がこう思うだろうし、実際僕も初めて旅に出る前はそう思っていた。

ぶっちゃけそんな気持ちで旅に出たって何も変わらない。

 ヨーロッパを1か月半バックパックして、日本でお金も何も持たずにママチャリ1つで旅してみて、出会った旅人たちとも話してたどり着いた答えだった。

魅力的な旅人たちが必ず持っていたもの、旅に出て何かが変わったという人が持っていたもの、それはテーマだ。

テーマのある旅は、達成感や自信、価値観の変化といった、なにかしらのものを残してくれる。

 

もし、

「あーもう嫌だ。最近世界一周とかよく聞くし、とりあえず私もやってみよう。人生ハッピーになるかも。」と思って始まる旅はどうなるのだろう。

たぶん地球の歩き方もって、観光地まわって、紹介されてる文化を体験して、多少のハプニングやイレギュラーに巻き込まれながらとりあえず色々見れて楽しかったな、といったところじゃないんだろうか。

帰ってきてみたら、50万とか100万とか莫大なお金と何日もの時間が消費されて、ただ旅に行ったなという記憶が残るだけで、達成感も変化もない。

脅しているわけではない。現実はこんなものだ。

「逃避する時間が必要だった。」というなら話はわかる。

それすらないなら、本当に無駄なことをして、逆転どころか反対に悪化しているくらいだ。

では、そうならないために必要なテーマとはなにか。

 

ずばり、んなもんなんでもいい。

僕の最初のバックパックは「深夜特急」のようなクレイジーな旅をするだった。

 

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

 

 

 一番いいのは自分の変えたい部分を明確にして、その能力を発揮しないと達成できないようなテーマを作ることだ。

たとえば人見知りな自分が嫌なら、ホステル渡り歩いて必ず自分から声をかけて外人の友達をつくるとか。

根性のない自分が嫌なら、ロードバイク買って2か月以内でヨーロッパ一周するだとか。

とにかく大切なことは、意識して自分に負荷がかかった状態で旅をおくれるかだ。

そうやって旅をすると、副次的に色々なものが手に入っていることが多い。

見知らぬ価値観との融合、精神的タフさ、感性的な勘、人によってさまざまだけど、

全力でテーマを追い求めることで必ず求めていったテーマ以外のものも持って帰ることが出来る。

 

おそらく、テーマを持たない人たちが旅に期待している”なにか”とは、気づきやきっかけではなく、今まで自分を変えられなかったものを一瞬で変えてくれるような強烈な体験だ

そんなの、ホントに死ぬかもしれない経験ぐらいしかないというのが現実だろう。

自分でつかみ取りに行くくらいの気概がないと、何も起こりはしない。

正直、そういうありもしないものを探して旅をしたところで、という残念な結果にしかならない。

 

 

「嫌なことがあった」「上手くいかない」「自分を変えたい」それぞれの想いをもって、みんな旅に出る。

でも、”なにか”を期待するだけで旅にいったって、帰ってきたらただ旅に行ってましただけで終わってしまう。明日は何も変わらず、日常の世界に舞い戻ってしまうだけだ。だからこそ問いたい。

 

あなたは何を求めて旅に出るのだろうか。