若さが贈る

いつまでも、心に青春を。

世界は広い、世間は狭い

パリ生活11日目

「また来ていいよ」と言われていたので、僕は再び剣道場に向かった。

社交辞令は気にしないが僕のモットーです。笑

まあ、ホントに来ていいよって言ってんだろうなーとは思うんだけど。

途中で同じく武道場へ向かう人を発見し、ご一緒させていただくことに。

 

「今日は体育館ストだからないよー!」

 

えっ。そんなことがあるんですか。

そもそも体育館ストってなんですか。聞いたことねーよ。笑

皆と「残念ですね、せっかく朝早く来たのに」といいながら、

初めてストに遭遇しなんだか感動。

ちなみにエールフランスはCA、パイロット、グランドスタッフ別にストがあるから、ストなんてしょっちゅうらしい。

カルチャーショック甚だしい。

 

2人の日本人の方に誘ってもらい、カフェで一杯することに。

二人とも芸能関係のお仕事でフランスに定住しているとの事だった。

御年73歳には全く見えない男性は、日本・ヨーロッパの美容師チャンピオン。

 

「自分の描く理想があって、それをある程度の年数で割る。次に12で、次は30で。そうしたら、今日自分が何をしないといけないかが見えてくる。何も考えずに漠然と毎日過ごす暇なんてないはずだよ。」

 

かれこれフランスで24年、自営業の女性の方も

 

「自分で汗水流して、自分の手で必死になって掴み取ったお金。それがないから、皆何かを習いに行っても必死さが足りない。」

 

旅をして、いろんな人に会って、話して、いつも思うことなんだけど、

世界、ひれーな。

 

同じ日本人で世界を舞台に熱いものを持って戦っている人たちがいて、活躍のフィールドや生き方は様々だけど、なんかこう根本の部分は共通するものがあって。

 

さあ帰りますか、という時にまた新たな日本人の方が。

彼は日本の最高学府を卒業し数年働いた後、フランスに留学しているとの事だった。

ホント、色んな生き方がある。

年もあまり離れていなかった為、もしかして〇〇先輩知ってますかって聞くと、ジャストヒット。というか僕の卒業高まで知っていた。

いやー、世間は狭い。

 

夜はマレを徘徊。

「マレを歩けばゲイにあたる」という噂を聞いていたが、今夜は大丈夫のようだ。

僕は一番流行ってそうなイリッシュパブに入った。

どこの国の人か忘れたけど、おんなじ悩みを抱えていて話が弾んだ。

 

「バーってフランス語話せないと話しかけようないよね」

同士よ、よくわかっていらっしゃる。

フランス人可愛いのに、そこがネックなんだよ。

って、その人7回くらい言ってた。僕も2回くらい言った。

 

その後は現地の学生とちょっと一緒に飲んだりで、ささやかながら楽しい夜だった。