若さが贈る

いつまでも、心に青春を。

恋愛で頭でっかちになるってこと。

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「なんていうか、、、。私、頭で考えちゃうんですよね。もう最近恋愛がよくわからなくなって、モヤモヤするんです、、、。」

 

20代後半、社会人になってある程度経った年齢で、このような話を聞く機会が多くなってきた気がする。

彼女たちはこう語る。

「2、3回目で好きって言ってくるのって、私のこと本当に好きなのかわからない。」

「なんか、ビビってくるものがなくって、、、。」

 こういった感覚に陥ってしまうのは、社会に出てしまったら当然起こり得ることじゃないかと考えてる。

 

大抵の女性は、高校や大学といった学生時代を経て、卒業して就職をしてというのが一般的だ。

社会人になると、学生の頃みたいに無限に時間があるわけじゃない。休みはだいたい週に2日。それは男性側も一緒だ。

そうなると、どうしても恋愛にかける時間は減ってくる。

また、学生時代はクラスや部活といった共同生活を長くおくる場所があって、自然と好きになっていくというような時間をかけた恋愛も出来ていたけど、社会人になるとそのような場所が生まれることも少ない。

そういったことを考えれば、デートの回数が2,3回でお付き合いをするかどうかの結論が求められるのは、時間のない大人にとって自然な流れだろう。

 

 

”時間”という制限がある中で、加えて女性には誰がなんと言おうと”結婚”の2文字が大きくのしかかる。

20代中盤になってくると第一次結婚ブームがSNS上で巻き起こって、アラサーを目前にすると「結婚できない女」というレッテルを貼られないように焦りだす。

どうしても”世間体”を気にしてしまうことで、「結婚しないと」という意識がどんどん膨れ上がり、「結婚するための男を探す」という目的が出来上がる。

 

こういったことが重なって、より効率的に結果を出そうと頭で判断を下してしまうことは無理もない話だ。

 

そんな”目標”を達成する効率さに縛られながら、彼女たちは自尊心を守るためにも更に頭を使うことに囚われていく。

そう、「この人、本当は遊びじゃないの?」って。

軽い女だと思いたくない、遊ばれて傷つきたくない、遊び人なんかにかけている時間はない、理由は人それぞれ。

社会人になってから急増するヤリチンに捕まらないように捕まらないようにと、恋に落ちる手前で理性がブレーキをかける

 余談だけど、正直なところ男からみたってヤリチンかどうかわからない奴はけっこう多い。特にそういった人たちは陰湿なタイプ。

誠実さを装いながら、好きじゃないのに好きっていったり、とりあえず粉をふっかけるようなことをしたり。

言うまでもなく、そっちの方がエッチが出来る確率が高いから。

こういう男たちがいるから、彼女たちは余計に惑い、恋愛に赤信号を出してしまう。

 

 

さて、今まで頭でっかちになってしまうのは環境のせいだ、というようなスタンスで話をしてきた。

確かにそれもあるんだけど、根っからの理由はそこじゃない。

おそらく彼女たちが頭でっかちになってしまう根本の理由は、相手のことをちゃんと見れていないことが原因だと考えている。

どういうことかというと、目の前の男性はあなたにとって「私の目的(彼氏がいる、結婚相手候補)を満たすための人」であって、「好きな人」じゃない。

この状態って、絶対本人は気づかない。

「いや、そんなことないよ!」って思うし、言いたくなるのは当たり前だ。

でも、やっぱり目の前の男性に正面から向き合いきれてないから、ついつい頭でっかちになってしまう。

 

 

なんでだろうって周りの”頭で考えちゃう”タイプの女性を振り返ってみると、たぶん本気で人を好きになったことがないんだなーって気づいた。

クラスで2番目くらいに可愛くて、そこそこモテてきて、彼氏が途切れたことがないタイプ。どうして自分に男が寄ってくるのかわからず育ってきた人とか。

彼女たちの話を聞くと、口を揃えて『今まで好きな人と付き合えたことがない』と言う。

”とりあえずの彼氏”をつないできた経験が、恋愛にブレーキをかけることを助長してるのかもしれない。

 

反対に「恋愛の仕方忘れちゃったんだよねー」と言ってる人は、大抵は本気で人を好きになったことがあったり、一通りの恋愛を終わらせたりしている人だ。

こういう人たちに「彼氏と一緒にいて一番楽しかった思い出は?」と尋ねると、必ず「一緒にいるだけで毎日が幸せだった。」と真剣なまなざしで答えが返ってくる。

人生の中で一番好きな人に抱いていた想いと、それを満たしてくれる人物像、そしてそんな人はおそらくもう現れないだろうなという思い、最高に人を好きになった状態に辿り着けないことが”恋愛の仕方を忘れる”という表現に行きついているんだろう。

 

 

まとめるに入ると、「頭でっかちなことばかりで満たされない」状況から抜け出したいのであれば、感じる力を養ってほしいと思う。

言い換えれば、感性を研ぎ澄ますこと。

それは音楽を聞いたり、森の中を歩いたり、海にいったり、本を読んだり、好きなアクティブをしたり。

その時に必ず自分がどう感じているかに耳を傾けてみる。

綺麗だと思ったら綺麗だと感じ、楽しいと思ったら存分に喜ぶ。

感情の起伏を表にだしていくことで、感性はどんどん研ぎ澄まされていく。

心に蓋をしないで、あなたの本当の声を拾い上げるようにする。

そうすることで、きっといつか、心の底から好きだと思える人に出会えた時に、思いっきり飛び込んでいけるようになっていくと思う。

 

 

きみに読む物語(字幕版)
 

 

とりあえず恋愛映画の名作をご紹介して、締めときます。笑