若さが贈る

いつまでも、心に青春を。

新入社員の頃に仕事で抱えていた悩みが、転職してからバカバカしくなった。

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僕は小さい頃から頑固なやつだった。

ちゃんと納得しないと「うん」と言わない人の模範例みたいな感じだ。

僕は小さい頃から周囲と多少考え方が違っていた。

小学生の時、なんでみんなが口を揃えて「質問はありません」と言うのか、「わかりました」と言うのかわからなかった。

 

そのまま大学に進み、社会人となった。

 

思い悩んだ新卒時代

就職活動の結果、大学を卒業して地方の金融機関に勤めることになった。

当時は友達から「いやいやいや、冗談でしょ!絶対合ってないって!」と言われ続けていた。

傍からみると、地味さと堅さとは真逆の人間らしい。

どちらかというと、ベンチャーで東南アジアとかの新規開拓に飛んでるようなイメージとのこと。

自分でも不本意な就職先だなあと思いつつも、あまり言われたことは気にしていなかった。

 

しかし、実際に働き始めると様々なことに思い悩んだ。

年功序列で固められたガンジガラメの人間関係。

”体育会”という言葉でうまくまとめられたご都合主義。

皆本当はやりたくないと思っているのに、惰性で続いている活動。

効率が非難され、元気と気合が好まれる風潮。

スピードと挑戦を目標に掲げながらも、前例からはみ出そうとすると打たれる環境。

 

納得できないことのオンパレードだった。

そして、ずっと暇があれば考えていた。

「自分は間違っているのか?」って。

 

 

転職で見えた1つのこと

僕にはもともとコンサル業界に進みたいという想いがあって、新卒で入った会社を2年で辞めて転職し、ITベンダーに勤めることになった。

この転職でとても大きな衝撃を受けたことが1つあった。

 

「会社が変わればこんなにも文化は変わるのか。」

 

中途や新卒がいりまじり、成果主義のシビアな世界。

過程ではなく結果が全てだと言い切る上司たち。

向上心を前面に押し出してくる同期。

良いと思えばすぐさま前言撤回し改善を図ろうとする風土。

 

色々なことが違っていた。

正直、前職より”自分よりの価値観”の人が多かった。

企業風土とは、ここまで働く環境を変えてしまうものなのかと驚いた。

就活のミスマッチって言葉、本当にバカにならない。

そして、「前職でなぜあんなに悩んでいたんだろうか」とバカバカらしく思えた。

 

 

1人で思い悩む必要はない

実際に自分が2社を経験したことで、自信を持って伝えられることがある。

それは、今勤めている会社の中で考え方が違っていても自分を責める必要はないということ。

職場で何かあった時、「自分は間違っているんじゃないか、自分は悪い人間じゃないのか」、そんな風に思い悩まないでほしいと、心の底から思う。

摩擦が起きるのはあなたが悪いわけじゃない。

ただ、あなたの価値観と企業の価値観にずれがあるだけだ。

 

だからこそ、これだけは頭に入れておいてほしいということがある。

それは、環境が変われば答えも違ってくるということだ。

 

思い悩んで自分を責めてしまう前に、「こんな考え方があるんだ」という違いを理解して、受け入れて、その価値観を今までの自分の考え方に付け加える努力が出来ればいいと思う。

そうすれば、きっとあなたは自分のことを責めなくて済み、組織の中での葛藤も少なくなるはずだ。

それでも、どうしても我慢できなかったり辛かったりしたら、環境を変えればいいんじゃないのかなって、本当に思う。

それは逃げじゃない。適性を探しているだけだ。

だけど、自分の価値観とドンピシャな環境や組織を見つけることも、また難しいということだけは覚えておいてほしい。

 

そんな、ふとした話だ。