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ぐちゃぐちゃな頭の中をスッキリ整理する王道思考術。現役ITコンサルタントが実践している2つの方法とは?

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こんにちは!

ITコンサルタント兼行動型考察系ブロガーこと、カズマです。

日中は仮説を立て論理を構築し検証するという、常に頭を動かし続ける仕事に関わっているわけですが、実は仕事以外にもけっこう頭を使うことが多い人間です。

元々分析して改善してっていうことが好きだからコンサルタントになったわけですが、遊びだろうが部活だろうがアホなことだろうが恋愛だろうが、なんでもかんでも真意を掴めるまで考えを巡らしているようで、僕のことを良く知っている人からは「マジでお前考えすぎ」って言われるくらい重症です。

まあこれが行動型考察系ブロガーの由来でもあります。

 

今回はそんな考えすぎて頭の中がぐちゃぐちゃになることが多い日常で、「うわー、もうちょっとでいい考えがおりてきそう」といった時や、「これは一回整理し直さないとダメだわ」と思った時によく使う、しかも効果抜群の2つの方法を公開します。

正直、「そんなこと?!」と思うことなんですが、実際やってますかって聞いてみたらやってない人の方が多いんですね。使ってみたらその効果に驚くと思いますよ。

では、さっそくどうぞ!

 

 ひたすら歩く

 まず一つ目は、イデアに詰まっていたり、思考一歩先まで深めたかったりしたときはとにかく歩きます。そうすることで、不思議とアッといい案や更なる深層部分の解がどこからともなく降ってきます。

「そんなバカな」と思うかもしれませんが、京都の哲学の道をご存知でしょうか。

鴨川沿いの散歩道なのですが、あの純粋経験理論を打ち出して哲学の巨匠がたくさんいるドイツ学会にも多大なるインパクトをもたらした西田幾多郎先生が愛用されていたと言います。

というかこの理論がこの道で生まれたと言ってもいいのではないかと思っています。

 

純粋経験理論とは簡単に言うと、今あなたがご覧になっているスマホ(もしくはPC)は、あ👈これを見た瞬間と、い👈これを見た瞬間で別物だということです。

もっというと、この地球というところの緯度a度、経度b度の××年×月×日○○時○○分にある四角で液晶画面がついているこの物体と、この地球というところの緯度a度、経度b度の××年×月×日○○時〇×分にある四角で液晶画面がついているこの物体は全くの別物であるという理論です。

もっと正確にいうと四角とか液晶とか言ってはいけなくて、あえていうなら超感覚的な捉え方なのですが昆虫の視界や中国古典の混沌が具象を切り出す観点等へと話が飛んでいってしまうので割愛します。

 

まあなにが言いたいかというと、こんな普通じゃ思いつかないだろうという発想までも歩くことによって生み出される凄さを知ってほしかったのです。 

 

善の研究 (1979年) (岩波文庫)

善の研究 (1979年) (岩波文庫)

 

 

また、東大生に大人気の外山氏著の思考の整理学の中でも「床とトイレと風呂が一番いいアイデアが出る」と言われているように、リラックスしている状態においてより思考が整理され発展することは昨今変わらずの事実のようです。

(もしかしたら歩いてるときにもいい考えが思い浮かぶからメモを持ち歩くようにしているという一文があったような気もします。) 

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 

上記二例より、歩きながら考えるということが思考を整理するうえで非常に効果的な手段だということがわかっていただけたでしょうか。

 

紙に書く

これも「そんな当たり前なことを、、、」と言われてしまいそうですが、非常に有効的です。かのコンサル界の巨匠、大前研一氏も「思考を整理する一番の方法は書くことである」と仰っているほどです。

単純に紙に書くといっても使い方は2種類あります。

それはロジックの流れをクリア化することと、アイデアをブレストすることです

 

ロジックの流れを明確化するとはどういうことかというと、「それで、何?」「なんで、そうなの?」ということを一つ一つ深堀して繋げていくことです。

コンサル業界でいうところのSo What?とWhy So?の考え方なんですが、これを紙に書き出しながら順に追っていくことで自分の思考を論理立てて再認識することが出来、その結果頭の中がすっきりと整理されます。

参考図書として挙げるなら、簡単さも兼ねてこの本かと思います。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

 

 

有名なのはバーバラミントというマッキンゼーの方が書いた「考える技術、書く技術」なのですが、正直これはボリューム・内容ともに重たいので本業でなければあまりお奨めはしません。

 

ちなみにもう一つのブレストですが、これはグルーピングしたり、不要なものを切り分けたり、思考のとっかかりにしたりといった思考作業の下準備をするものです。

ただ単純に思いついたことから紙に書きなぐってください。

あとはそれを手立てに煮るなり焼くなりじっくりと考えればいいだけの話です。

やり方としては「イシューから始めよ」と同じだと考えて頂ければと思いますので、参考図書として挙げておきます。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。

今回誰でも簡単に実践できるテクニックを紹介しましたが、最後にスタンス的なアドバイスとして一つお話しておきたいことがあります。

それは、考えることと向き合ってください、ということです。

どういうことかというと、「うーん、どうしようどうしよう」っていう悩んでいる時間が好きという人がいます。別の言い方をすると、悩んでいるというエネルギーを使わなくていい状態が心地よくてそこに居座ってしまっている人です

頭を使うことは非常にエネルギーを使います。

ましてやもやもやをしているもの綺麗にして、さらに根本の原因を言語化しようとするのですから億劫になるのはなおさらです。

だからこそ、ちゃんとこのモヤモヤを解決するんだという意識を持って取り組むだけでも、わりとすっきり考えがまとまったりします。

 

参考になったでしょうか?

さらに思考力を高めたい方は以下過去記事も参考にしてみてくださいね!

 

hiro-red.hatenablog.com