若さが贈る

いつまでも、心に青春を。

ああ、決戦の金曜日

パリ生活3日目

a.m.7:00。

ガイドブックに掲載していた6区のパン屋に行こうと家を出た。

人通りのない街では、ゴミの収集や掃除が行われている。

30分ほど歩いたが、一向につく気配がなかった為、引き返し家の近くのパン屋で朝食を済ませた。

というか怖いよ、まだ暗いし。

さすがの僕も目の前ムキムキのお兄さん歩いてたらビビるよwww

 

 

一般公開されている図書館があると情報があった為、午前はそちらに。

 あれ?ここって・・・。

たどり着いた場所には、どう見てもソルボンヌ大学と書いてある。図書館は大学校内にあるようだ。

警備さんがブロックしてるし、入れないはずじゃなかったっけと困惑しつつ、しょうがないのでイケメン警備員に訊ねてみる。

 

「あの、この図書館に行きたいんですけど(仏語のメモを見せる)」

「ああ、それならこの中を入ってだな・・・。」

「え、でも僕ここの学生じゃないんですけど、入れるんですか。」

「心配すんな!入っていいに決まってるじゃないか!」

えーなんそれ、この前のはなんなんっすか先輩って感じで、

よくわからないまま僕はついにソルボンヌ大学に足を踏み入れた。

 

でかい。

てか大学というより歴史上の建築物でしょ。

いやいやいや、反則っすわー。

 

そんなことを思う荘厳なつくりだった。

うちの大学はただのビルなんだけどな。。。ちょっとヨーロッパの学生が羨ましい。

学生らに道を訊ね訊ね、図書館に到着。

エントランスは日本と同じように学生証がないと入れなさそうな改札。

これはひょっとして入れない?

と嫌な予感がしつつ、雑談に興じている事務員に話しかけた。

 

「ボンジュール。」

「・・・。(目線を一瞬合わせて雑談再開)」

「あの!すいません。ちょっといいですか。」

「・・・。」

 

んー。ヨーロッパでたまにこういうことあるんだけど、僕の声が小さいだけなのだろうか。

取り合って貰えないから、仕方なく図書館を後にした。

 

その後は最悪だった。

雨が降り出し、5ユーロで折りたたみ傘を買うも40分も持たずに風で大破。

金曜日のサンジェルマン通りに行こうと思っていたが、フランスの知人と連絡を取っているうちに爆睡。

2:00に街に繰り出すも皆タクシーで帰っていく。

 

あれえ、おかしいなあ。

こっち来てから何もしてねーぞ。

僕の頭の中では金曜日に飲んだくれてる若者たちとはっちゃめっちゃ騒ぎになって、友達出来てる予定だったんだけどなー。

 

そんな焦りに捉われながら、

明日はエッフェル塔にいこうと誓い、眠りについた。